上述した通り、寄付では添え状を送る必要がありません。
とはいえ、特に強い思いを込めて寄付を行う場合など、添え状を送りたいと思っている方も少なくないことでしょう。
そこで、ここでは寄付の添え状に記載すべき項目を紹介します。
寄付の添え状には、以下の順番通りに7つの項目を記載するのが一般的です。
- 宛名
- 頭語
- 時候の挨拶
- 前文
- 結語
- 日付
- 自身の名前
寄付の添え状に記載すべき項目は上記の7つだけ。
基本的には、長々と書かず、簡潔にまとめることをおすすめします。
まずは、寄付者に当たる方の宛名の記載です。
もし、法人として寄付を行うなら、会社名や部署名も忘れずに記載するようにしてください。
次は、「頭語(とうご)」の記載です。
頭語とは、手紙の初めに書く挨拶のようなもの。
例を挙げると、「拝啓」などが頭語に当たります。
続いては、時候の挨拶です。
時候の挨拶とは、季節を表す言葉を用いた文章のこと。
仮に、2月に寄付を贈ったとすると、「寒さの中にも春の足音が聞こえてきます」といった時候の挨拶が適切です。
時候の挨拶の後は「前文」。
前文の例としては、「ますますご発展のこととお慶び申し上げます」などが挙げられます。
そして、前文と結語の間には、自身の気持ちや寄付を贈った理由などを記載します。
前述の通り、簡潔にまとめることを意識して、あなたの気持ちや寄付の理由を書いてみてください。
その後は、「結語(けつご)」です。
例えば、「敬具」などが結語としてよく知られていると思います。
結語が書き終われば、後は日付や自身の名前を書くだけ。
このように、寄付の添え状は簡単に作成できることでしょう。