寄付金を偽って集める「募金詐欺」について

画像: 寄付の詐欺について

人の善意につけ込み、寄付金を騙して集める「募金詐欺」。
きっと、詐欺団体への寄付を避けるため、信頼できる寄付先との見分け方を始め、犯行の手口について知りたい方も多いのではないでしょうか?

募金詐欺とは、正当なチャリティー活動・ボランティア活動を装い、寄付を募る行為のことです。
ホームページなどを駆使し、嘘の募金活動に関する情報を広めたり、有名なボランティア活動に便乗したりして、寄付金を騙し取る行為を募金詐欺と言います。

この募金詐欺の手口は、非常に多種多様です。
実際に、多くの方が被害に遭っている手口は、怪しげな外国人に寄付を迫られるというもの。
年々、寄付に関する詐欺の手口は多様化してきているので、細心の注意を払う必要があります。

そんな募金詐欺を回避する上で重要なのは、信頼できる寄付先との見分け方を知っておくことです。
有効な見分け方は、「活動内容や寄付金の使い道を確認する」・「スタッフが顔を公開しているか確認する」など様々。
クリーンな団体へ寄付を行うために、怪しい団体との見分け方は必ず知っておくようにしましょう。

そこで、今回は寄付に関連する詐欺にはどんなものがあるのか、いくつかの犯行の手口を踏まえて解説。
それだけでなく、募金詐欺と信頼できる寄付先の見分け方についても紹介します。

募金詐欺が原因で最も被害を受けているのは、真面目に寄付を募ってきた団体。
こういった団体を救うためにも、信頼できる寄付先との見分け方などについてしっかりと把握し、募金詐欺の被害を少しでも減らしていきましょう!

犯行の手口にはどんなものがある?

画像: 犯行の手口について

募金詐欺とは、ボランティア活動やチャリティ活動を行っていると偽り、寄付金を騙し取る行為のこと。
最近では、ホームページや電子メールなどのツールを活用して、金品を詐取する詐欺団体も増えています。

主な募金詐欺の手口は、以下の通りです。

画像: 募金詐欺の主な手口

寄付に関する詐欺について調査していく中で、最も多く目にしたのは外国人による募金詐欺
基本的には、フィリピン人を名乗る女性から、寄付を迫られることが多いそうです。
それだけでなく、「募金者リスト」への署名を強要されることもあるので注意してください。

また、ニュースなどで取り上げられた有名な話題を理由に募金詐欺を行っている団体もあります。
有名な話題とは、震災や豪雨、台風などのこと。
大規模な災害が発生した際に、義援金と偽り寄付を募る詐欺団体もあります。

そして、特に気を付けなければいけないのが、上記画像の3番目のケースです。

街頭などで募金活動を行っている団体の中には、詐欺を疑う方に対して地元の警察署が発行した許可書を見せてくることがあります。
しかし、寄付団体の信頼性を証明する目的で警察が許可書を発行することは決してありません。
仮に、警察が発行する許可証を提示してきたら、その団体が詐欺を行っている可能性は高いので覚えておきましょう。

ちなみに、真っ当な団体は、戸別訪問(訪問集金)・電話・メールなどで寄付を募りません。
「寄付金を貰いに伺います」といった連絡が入った際は、まず募金詐欺を疑うようにしてください。

信頼できる寄付先かどうか見分ける方法

ここからは、寄付を検討している団体が信頼できるかどうか見分ける方法を紹介します。
外で出くわす場合(街頭募金)とその他の場合で見分け方が若干異なるので、ぜひ参考にしてみてください。

外で行われている募金活動の場合

画像: 街頭募金

駅前など、人の目が多いところで寄付を募る街頭募金。
街頭募金に対して寄付を行う際は、最低でも以下のような確認をするようにしましょう。

  • その場でスマホを使って団体名を検索する
  • 仮にホームページがある場合は活動内容や寄付金の使い道をチェックする

まずは、スマホなどで必ず団体名を検索するようにしてください。
検索しても団体名がヒットしないようなら、架空の団体である可能性が高いです。

もし、団体のホームページが検索結果に出てきた場合は、活動内容寄付金の使い道を確認することをおすすめします。
信頼できる寄付先は、活動報告を定期的に行っていることがほとんど。
集めた寄付金を使い、どういった活動を行っているのか、写真とともに掲載している団体が多いです。

反対に、活動報告がしばらく行われていなかったり、寄付金の使い道が明白でなかったりする場合は、詐欺団体の可能性があります。
なので、街頭募金に対する寄付を行うのなら、「団体名のチェック」・「活動内容/寄付金の使い道のチェック」を欠かさないようにしましょう。

その他の場合

画像: その他

ゆっくりと寄付先を検討できる場合は、以下3つの項目を確認するようにしてください。

  • 決算書や収支報告書は公開されているか
  • 活動報告は定期的に行われているか
  • スタッフの顔が見えるか

上述した通り、多くの団体はホームページなどで年度ごとの決算書収支報告書を公開しています。
基本的には、ホームページに「団体の概要」・「年次報告書」・「財務報告」といったページを設けていることがほとんど。
逆に、こういったページが存在しない団体には、寄付を行わない方が賢明かもしれません。

次にチェックすべきなのは、定期的に活動報告が行われているかどうかという点です。

信頼できる寄付先は、最低でも月に1回程度の活動報告を行っています。
現場の写真とともに活動報告を行っている団体は、信頼性が高い寄付先と言えるでしょう。

最後に、スタッフの顔が見えるかどうかというのも、信頼できる寄付先を見分ける上で大切です。

顔写真を始め、実名を公開して活動を行っているということは、不祥事を起こした際に大きなダメージを負うリスクを抱えているということ。
「どんな事件も起こさない自信があるため、顔写真を掲載している」と捉えられます。
そのため、特に理事長などのトップが顔写真を掲載している団体は、信頼性が高いと言えます。

募金詐欺に出くわした際の通報先

画像: 募金詐欺に出くわした際の通報先について

どれだけ警戒していても、募金詐欺の被害に遭ってしまう可能性はゼロとは言えません。
もしくは、募金詐欺の疑いがある状況に遭遇してしまうこともあるでしょう。

仮に、そんな状況に出くわした場合は、以下の窓口に通報するようにしてください。

通報先電話番号
消費者センター(消費者ホットライン)188
警察(警察相談専用電話)#9110

これらの通報先に電話をしたら、「募金詐欺が行われている場所」・「団体名」などを伝えましょう。