義援金の意味は、辞書にて以下のように定義されています。
ぎえん‐きん【義×捐金】
義捐のために寄付する金銭。
出典:大辞泉
辞書では異なる漢字が用いられていますが、義援金との意味に違いはありません。
「義捐」とは、被災者の救済などを目的に金品を贈与すること。
なので、義援金の意味は「地震や台風といった災害の被災者を支援するために贈る寄付金」となります。
この義援金と似ている言葉として、頻繁に誤用されるのが「支援金」です。
支援金とは、被災地で支援活動を行うNPO法人などに対して贈られる寄付金のこと。
義援金と支援金で意味が異なるのはもちろんのこと、それぞれの特徴にも違いがあります。

画像の通り、意味だけではなく特徴にも大きな違いがあることがわかります。
義援金を贈るメリットは、寄付金の100%が公平に配られるため、確実に被災者のもとに届くというもの。
反対にデメリットは、被災による混乱の中で自治体が義援金の配分を決めることから、被災者に届くまでに時間が掛かるというものです。
一方、支援金を贈るメリットは、被災地の救命や復旧活動に使われる点。
NPO法人などが支援金の使い道を決めるため、義援金よりも早く被災者のために役立てられます。
しかし、団体によって、支援金を無駄使いしている可能性があるところはデメリットと言えるでしょう。
そのため、支援金を贈る場合は、お金の用途が鮮明であったり、収支報告をしっかり行っていたりする団体かどうか確認することが大切です。
参考:今、私たちにできること 義援金・支援金・ボランティアで復興を支援 | 農林水産省