確定申告書の作成方法は、そこまで難しいものではありません。
以下の手順を踏めば、問題なく確定申告書を作成できるはずです。
- 源泉徴収票を見ながら「所得額」・「基礎控除額」・「保険金支払い料」などの項目を埋める
- 寄付による控除額を計算する
- 算出した控除額を「寄附金控除」・「寄附金特別控除」の欄に記入する
まずは、勤め先から受け取る源泉徴収票を参考にしながら、所得額や基礎控除額の項目を記入しましょう。
基本的には、源泉徴収票に記載されているものを確定申告書に写すだけで問題ありません。
所得額などの記入が済んだら、続いては寄付の控除額を計算していきます。
とはいえ、寄付の控除額を計算する方法は非常に簡単です。
寄付金控除の場合は、「1年で支出した寄付金の合計額 – 2,000円 = 控除額」。
税額控除の場合は、「(1年で支出した寄付金の合計額 – 2,000円) × 40% = 控除額」です。
例えば、Aさんが認定NPO法人に対して1年間で10万円の寄付を行ったとします。
もし、寄付金控除の方式を選択したとすると、受けられる控除額は以下の通りです。

後は、算出した控除額を指定の欄に記入するだけ。
寄付金控除の方式を選択するなら「寄附金控除」の欄、税額控除の方式を選択するなら「寄附金特別控除」の欄に金額を記入してください。
ただ、仮に初めて確定申告を行うのであれば、税務署の窓口で相談しながら申告書を作成することをおすすめします。