ここからは、どのタイミングで寄付の領収書が必要になるのか、具体的な控除申請の流れとともに紹介します。
税制の優遇処置を受けるために必要なステップを寄付を行う前のところから紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 控除対象の団体か確認する
- 控除対象に該当する寄付か確認する
- 確定申告までに領収書が届くか確認する
- 寄付を行う
- 確定申告書を作成する
- 所轄の税務署に作成した確定申告書を提出する
1. 控除対象の団体か確認する
まずは、税制の優遇処置が受けられる団体か、寄付の前にチェックしておくようにしましょう。
税制の優遇処置が適用されるのは国や地方公共団体、もしくは公益性の高い団体などに寄付を行った場合のみ。
当然ながら、営利目的で活動する団体へ寄付を行ったとしても、税金の控除は受けられません。
2. 控除対象に該当する寄付か確認する
次に、控除対象に該当する寄付か確認しておくことをおすすめします。
基本的に、領収書が発行されない寄付に関しては、全て控除の対象外。
例を挙げると、街頭募金に対する寄付であったり、レジ横に設置されている募金箱への寄付であったりが当てはまります。
そのため、税制の優遇処置を受けるなら、領収書が発行される寄付かどうか、しっかりと確認しておきましょう。
3. 確定申告までに領収書が届くか確認する
続いて、確定申告までに寄付の領収書が届くか、支援先に問い合わせておくようにしてください。
確定申告の時期は、2月中旬~3月15日までが一般的。
遅くても2月末までには領収書が届くよう、支援先に依頼しておくことをおすすめします。
4. 寄付を行う
ここまで来たら、次は実際に寄付を行います。
あなたが余裕のある範囲で金額を決めて、寄付先の方々を支援してください。
5. 確定申告書を作成する
寄付が終わると、いよいよ控除申請に必要な確定申告書を作成します。
確定申告書には、「寄付金控除」・「寄付金特別控除(税額控除)」に関する事項があるので、そちらを記入しましょう。
寄付の領収書が必要なのは、この確定申告書を作成するタイミング。
支援先から受け取った領収書を確定申告書に添付してください。
6. 所轄の税務署に作成した確定申告書を提出する
後は、作成した確定申告書を所轄の税務署に提出するだけです。
提出方法は、直接持参するか、郵送するかの2択。
仮に、確定申告書を直接提出するのなら、その際に領収書を併せて提出することもできます。