Google AdGrantsの内部勉強会を実施しました

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こんばんは。共同代表の堤です。
9月26日の設立記念パーティーの翌日、日曜の夜にメンバーで集まり勉強会を開催しました。
今回のテーマは

Google AdWords(Google AdGrants)

です。

■なんでGoogle AdWords(Google AdGrants)?

なぜ、Google AdWordsの勉強をしているのか?
それは、Google AdWordsが現在NPOのマーケティングにおいて大きな可能性を秘めている(と考えている)からです。

さらに言えば、現在はまだそのポテンシャルがうまく活用されていないのではないか、と考えているからです。
GoogleがNPO向けのプログラムとして昨年から提供しているGoogle for Nonprofit には、リスティング広告であるGoogle AdWordsに月約120万円(10,000ドル)まで無償で出稿できるというものがあります。

月120万円分の広告枠をくれるなんて、さすがGoogleさん!!

とはいえ、リスティング広告というのはなかなかとっつきにくく、そもそも広告(特にweb広告)に慣れていないNPOにとっては使うまでのハードルが高かったり、うまく活用することができなかったりしています。
そこで、NPO向けのITやweb関連の支援を行う私たちMake it Better(MiB)としては、Google AdWords(Google AdGrants)導入・活用支援を一つのサービスメニューにしようと準備中です。
ITやwebのプロとして、すぐにバリバリと支援に取り掛かりたい!…のですが、IT業界の人間なら全員がリスティング広告を知っている、という訳ではありません。
本業でリスティング広告に関わっているメンバーばかりではありませんので、まずは私たち自身がGoogle AdWordsについてもっと詳しくなろう!ということで、本業では広告代理店でリスティング広告の運用に携わっているというメンバーに講師役となってもらい、色々と教えてもらいました。

 

■NPOにとってのGoogle AdWords(Google AdGrants)の難しさ

さて、NPOがGoogle AdWords(Google AdGrants)を使いたい場合、何がハードルになるのでしょうか。
大きく2つあると考えています。

  1. 導入の難しさ

  2. NPOならではの難しさ

 

1、導入の難しさ

まず、そもそもリスティング広告って何なの?という場合にぶつかるハードル。

なんだか難しそう、

設定が色々あって分からない、

とりあえず始めてみたけど、まず何をしたら良いか分からない

などなど。
Webやマーケティングに詳しい担当者やプロボノスタッフがいない場合にまずぶつかる壁になることも多いです。
とはこれはいえまだ解決のしやすい課題です。
あくまでもツールの基本的な使い方の話ですので、突き詰めれば「知っているか、知らないか」の問題です。
Webで(それこそGoogleで!)調べることもできますし、本を読んだり、詳しい人に聞くこともできます。
私たちのような支援団体としても、支援の仕方を考えるのは比較的易しいです。

 

2、NPOプログラムならではの難しさ

問題となるのはこちらのケース。

すでに運用を始めている団体では感じている方も多いのではないでしょうか。

 

「予算が全然消化できない!」と。

約120万円、うまく使いきっているという団体のお話はまだ聞いたことがありません。

本業でリスティング広告の運用に携わっている人が支援に入っている場合でもなかなか苦労しています。
どうやらNPOならではの難しさがあるようです。
今の段階で見えてきているのは、

 

  1. 1クリック2ドルの壁

  2. 社会問題の持つ検索ボリュームの壁

の2つが大きいのではないかということです。

 

1、1クリック2ドルの壁

Google AdGrants(Google Adwordsの非営利団体向け無償プログラム)では検索連動型広告(Googleで検索をしたときに検索結果の上下などに表示される広告)に出稿することができます。

出稿の際にはキーワードに対して1クリックあたりの単価を決めて出稿(入札)することになるのですが、Google AdGrantsでは1クリックの上限金額が2ドルに設定されています。

キーワード毎の掲載は入札額によって決まりますので、他に高い金額で入札している人がいれば自分の広告は表示されないことになります。

例えば寄付会員を集めるためのページへ人を集めたいと思っても、「NPO 寄付」というようなビッグワード(よく検索されるキーワード)は2ドルではまったく表示されません。国際NGOなど有償版を利用している大手の団体がもっと高い単価で出稿しているからです。

 

2、検索ボリュームの問題

ではどうするのか?というと、次に考えられる手は、自分たちの活動にあった(もしくは支援者像にあわせた)ビッグワードではないキーワードをいかに探していくか、というところになります。

ただ、ここでぶつかるのが検索ボリュームの問題なのではないかと。

NPOが解決しようとしている社会問題の多くは、世間一般での認知度があまり高くないものが多いです。そのためその問題に関連するキーワード自体での検索数が少なく、結果的にあまり広告が表示されないのです。

社会的な関心が集めにくく支援者を集めにくい。これは多くのNPOが日々感じていることです。

「広告枠の無償提供」は多くの人に社会問題の上方を届けられるということですので、この課題を一気に解決してくれそうな希望が見えるものなのですが、「検索」という行動を起こしてくれた人にしか表示することのできない検索連動型広告においては、結局現時点でのその社会問題が持つ認知度がネックになってしまうというジレンマがあります。

とはいえ、まだまだ打ち手はいろいろとあります。メディア運営を積極的にやっているなどweb上に良いコンテンツを多く持っている団体では、多くの広告表示を得ることができてきているという事例も出てきています

私たちも勉強をし始めたばかりですのえ、もっと実戦経験を積んで良い事例を作っていければと思います。

また、NPO業界全体としてもっともっと知見をためていくことが必要と考えています。Make it BetterとしてGoogle AdGrantsをより活用しやすくする支援メニューを提供するべく現在鋭意準備中です。近々ご案内できる予定ですので、お楽しみに!!

 

■いろいろなツールの勉強会をしたい!

ということで今回はGoogle AdWords(Google AdGrants)の勉強会をしました。
まずはGoogle AdWords支援メニューをMiBとしてばっちり形にしてNPOのみなさまのお手伝いをしていきたいのですが、NPO向けに提供されているツールは他にも多くあります。
Googleだけを取ってみても他にもさまざまなツールがありますし、
すでに多くの団体が導入しているSalesforce、その他NPO向けに提供されているツールは数多くあります。

そして、こうしたツールについて多くのNPOの担当者やプロボノが日々現場で苦労をしています。
ツールの活用というのはあくまで本来の活動をより円滑にしていくために存在するものですので、その苦労を軽減して少しでも社会課題の解決への手助けをしていきたいと思っています。
ゆくゆくは他のツールについても勉強会を行っていきたいです。
そうすることでMiBとして支援できるメニューを増やしていきたいですし、勉強会を通して

  • NPOが各ツールの導入・活用において困るポイントはどんなところなのか

  • ある程度の仕事やIT・webのリテラシーを持った社会人がNPOにツールの活用支援プロボノを行うにはどのような勉強や研修が必要なのか

といったところを形式化して、より多くの人が活用できるようにしていきたいなと思っております。
ということで、本日は以上です。
MiBの今後の活動もお楽しみに!

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